23,24日と会派で大阪方面へ視察に行きました。
今回の視察テーマはふるさと納税「びお・やちゃい村・貸区画オーナー権」の仕組みについてでした。
寝屋川市について
寝屋川市は大阪府の東北部に位置する人口23万人の中核市です。
大阪市内まで電車で12分とアクセスも良好なことから大阪のベットタウンとして栄えてきました。
東京に隣接するベットタウンである松戸市と似ています。
ふるさと納税の返礼品に貸農園の利用権?
寝屋川市内にある貸農園(びお・やちゃい村)の管理、運営をする民間事業者、協栄ハイパーサーミア株式会社と市が連携し、貸農園の利用権を寝屋川市はふるさと納税の返礼品として活用しています。
3種類の利用プラン
①ビギナープラン
500円×3坪×12か月=18,000円
②スタンダードプラン
500円×5坪×12か月=30,000円
③ファミリープラン
500円×10坪×12か月=60,000円
貸農園の特色は?
アドバイザーの存在
種の撒き方など、農作業の基礎を現場にいるアドバイザーから指導が受けられる
農具はレンタル
スコップやクワ、レイキ、三つ又、ジョウロなど農具は現場で無料でレンタルが可能
なぜ貸農園を返礼品に?
寝屋川市は、海や山があるということではないので、水産物や農産物をメインの返礼品には出来ず特色ある返礼品探しに苦慮していた。
そこで、農地を守る&特色ある返礼品として、貸農園の利用権を採用、今のところ
貸農園の利用権を返礼品にしているのは寝屋川市のみとなっています。
松戸市でも貸農園の利用権を返礼品に出来るのか?
寝屋川市の実績をお聞きしましたが、返礼品として採用してから2年ちょっとということもあり、寄付は4件にとどまっています。
ただし、他の返礼品と違い全国をターゲットにするのではなく、実際に通うことのできる近隣市の市民へのアプローチをこれからしていくとのことなので、今後、寄付実績が上がる可能性はあるのではと感じました。
松戸市でも、特色ある返礼品には苦慮しているところもあるので、検討はしてもよいのかとは思いました。
なにより、減りゆく農地を守る手段としての側面もあることは、検討に値するかもしれません。
今後、松戸市の担当課にどうアプローチをしていくかなど、会派で話しながら寝屋川市を後にしました。
次の日は、私が選んだテーマ「環境政策」について伊丹市へ訪れました。(つづく)