寝屋川市の視察を終え、翌24日は兵庫県伊丹市へ移動、視察を行いました。
今回の視察は「地球温暖化対策の取り組みについて」で私が提案したテーマでした。
伊丹市は?
人口が約20万人弱で、面積は25k㎡で、人口、面積とも松戸市のおおよそ2.5分の1の街です。
ご存じのように国際空港である大阪国際空港があり、こちらは知らなかったのですが、清酒発祥の地(1600年頃)だそうです。
伊丹市では地球温暖化防止対策を5つの柱で行っていき目標年度2050年度にカーボンニュートラル(ゼロカーボンシティ)の実現を目指しています。
①創エネ・蓄エネの普及拡大!
住宅用太陽光発電設備・蓄電池の導入を促進させるため共同購入支援事業を行っています。
共同購入をすることで、スケールメリットによるコストダウンを図り、購入を支援しています。
伊丹市では、以下のように10市で連携して共同購入の支援事業を行っています。
この共同購入の結果、割引率は約23~25%、金額にして1契約当たり50万円ほどの割引となり、3年間でパネル容量105KWの太陽光発電設備が進んだそうです。
使用電気の脱炭素化
火力発電などにより生み出された電気から、太陽光などの再エネ電気に切り替えをしていくというもので、伊丹市では、こちらも市施設、民間事業所を対象に共同購入をし、コストを上げずに行っています。
結果、市の187施設で購入している電気を再エネ由来の電気に切り替え、年約1800トンのCO2削減を達成しました。
加えて、年間で約2200万円のコスト削減も達成できたとのことでした。
私も4年前からこうした共同購入事業を市に提案していたところ、3年前から千葉県で実施となっています。
こうした二つの共同購入事業の他
ごみ焼却炉での発電で、その余剰電力を市施設の送り使う「電力の地産地消」事業
公用車のEV化
カーボンクレジットについての取り組み「たみまる太陽光クラブ」
などについて、お聞きし視察は終了となりました。
この後、現地で建て替えしたばかりの伊丹市役所内を伊丹市議会議員の高橋さんのご好意で案内していただきました。その様子は、、、、、(つづく)