市役所移転候補先の新拠点ゾーン開発構想が明らかに!びっくりな額でした!

 3月議会も各会派の代表質問が終わり、31年度の予算を審議する予算委員会が始まりました。

 代表質問では、現在市が検討している市役所の移転建て替え(新拠点ゾーン開発)、矢切道の駅構想、新松戸東口区画整理事業、千駄堀新駅構想、クリーンセンターの建て替えなど大型事業について昨年同様に質問が集中しました。

 その質問内容は、大型事業の事業費見込みについてと大型事業を行った場合の市の負担についてでした。

 

 昨年の同じく代表質問時、「市はあとどの程度借金できるのか?」の質問に対し、「借金の目安は1436億円(一般会計)」と市は答えています。

 ということは今年度末で借金残高は1211億円と見込まれていますので、あと借金はあくまで目安ですが、225億円しかできないということになります。

 

 あとわずか225億円の借金で大型事業すべてを行うことはできるわけもないので、今回も事業費の概算と市の財政負担についての質問が集中したわけです。

 具体的な質問内容は、①大型事業費の概算は? ②各大型事業の優先度は?の主に二つでしたが、相変わらずはっきりとした答弁は少なかったのですが、その中で、市も観念?したのか市役所の移転候補先でもある新拠点ゾーンの各事業と事業費の概算がようやく!ようやく!明らかになりました。

 

 新拠点ゾーンの場所は皆さんご存知と思いますが、イトーヨーカ堂裏、聖徳大学との間の中央公園を中心にした付近を指します。

 ここを区画整理して市役所や、老朽化した図書館などを移転させたいというのが市の考えです。

 さて、今回明らかとなった事業概要と事業費見込みは、区画整理事業で約53億円、土地取得に約64億円、市役所や図書館、市民会館などの文化施設建設で合計約257億円、駐車場建設&旧庁舎解体等で83億円、合計約457億円!びっくりな額です!

 

 対する財源は国補助金、跡地売却益、庁舎建設基金で約258億円ということで、明言はなかったものの残り約199億円は借金ということになるのではと思います。

 

 仮に約200億円の借金となれば、できる借金はあと25億円程度となるので、その他の大型事業の実施はかなり厳しいのではと思います。

 

 個人的には、大型事業のうち、必ずやらなくてはいけない事業は、市庁舎の建て替えとクリーンセンターの建て替えと確信しています。

 

 しっかりと必ずやらなくてはいけない事業(MUST:マストな事業)を優先させ、逆に他の事業については財政的な面を考慮(お金が持つのか)したうえで実施するのか否かまた実施するのなら時期をどうするのかを決めていくべきと会派として主張しました。

 

 現在、予算委員会審議の最中ですが、大型事業関連予算、さて、どうなるのか?

 また、報告いたします。