現在、来年度予算を審議する予算委員会が4日間の日程で行われており、昨日(3月17日)、2日目の日程が終了しました。
コロナの影響で「議会日程をどうするのか?」との議論はありましたが、委員会室に入る人を制限したり、通告性(あらかじめ質問事項を提出)にして時間の短縮を図るなどの工夫をして議会での審議は何とか進んでいます。
予算委員会は各会派から3人に1人に選出することができるため、今回、わが会派(政策実現フォーラム)からは、関根議員と私、原が出ています。
昨日、委員会2日目は土木費の審議が行われ、市が強引に?進めようとしている大型事業関連の新拠点ゾーン基本計画の委託費(約2000万円)と新松戸駅に快速電車停車の可能性を調査する予算(約3000万円)を取り挙げ、様々質問をしました。
まず、新拠点ゾーンですが、今現在も事業の詳細がわからず、伴って費用や市の負担額(どのくらい借金をするのか?)も当然わからない状況です。
昨年の代表質問では概算で総事業費460億円程度との話がありましたが、一年たってもそれ以上の話はありません。しかし、市は事業は前に進めたいらしく基本計画の予算は今回で決めたいようです。
昨日は、以下のやり取りでした。
原:「全体の事業費や市の負担額がわからなくては新拠点ゾーン開発が本当にできるものなのか現実的なものなのか判断がつかない。なので、計画策定で2000万円ものお金を使おうとするなら、今こそ明らかにすべきでは?」
市:「現段階ではお答えできない」
原:「では、基本計画では、事業費や市の負担額などはきちんと掲載されるのか?」
市:「現在、市庁舎の規模等が定まっていないので今はお答えできない」
原:「今、現在を聞いているのではなく、計画にはきちんと載るのかどうかです」
市:「載せられるのかどうかお答えできない」
原:「では、いつになったら明らかになるのか?」
市:「計画策定の際には明らかにしていきたい」
以上のようなやり取りでした。
事業費もわからない。市の負担額もわからない。借金をどのくらいすればいいのかもわからない。わからないことづくめなのに、計画策定のための予算約2000万円は認めろ!というのは余りの横暴だと正直感じました。
ただ、老朽化し、さらに耐震性に問題がある市役所は今すぐにでも何とかしなければなりません。
なので、ここはわからないことづくめではあるけれど、計画策定は認めるべきでは?という気持ちと、一方で
ごみ焼却炉建設や新松戸東口開発、公共施設の再編など巨額な費用が見込まれるこれからの松戸市を考えれば、ある程度の市の負担額がわかってから進めるべきでは?
との気持ちもあります。
今の松戸市財政状況を考えれば、失敗許されません!
市は慎重さに欠けているような気がしますが、こちらはしっかりと慎重に考え会派で相談して23日の委員会最終日の採決に臨みたいと思っています。
しかし、その後の新松戸快速停車の調査予算でもまた、、、、(つづく)