昨日、11日午後から健康福祉常任委員会が開催され、4議案が審議されました。
4つの議案とも、最終的には賛成しましたが、一つだけ、少し悩んだ議案がありました。
それは
議案第33号「松戸市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について」です。
タイトルからすると「なにそれ?」となるかと思いますが、内容を簡単に言えば、放課後児童クラブ(学童)の運営に関する基準の変更で、大きく3つの改正が市から提案となりました。
そう内、緊急事態が発生した時の基準の改正が、気になったのですが、内容は、緊急事態、コロナ感染や台風、大地震などが発生した場合、「児童40人に対し支援員(先生)を2人以上配置する」としていたのを、「緊急時に限り20人に対し支援員1人の配置でもOK」と改正するものです。
一見、支援員の数を減らしても運営できるのだから「緩和措置」とも受け取れるのですが、今回の改正は、児童クラブを運営する法人等からの要請や要望に基づくものではないとのことでした。
また、近隣市では、まだ同じような改正は行われておらず、松戸市が珍しく?最初の改正となるようです。(いつもは周りが行ってから行うのが松戸市って感じですが、、)
では何のために、なぜ改正か?ですが、それが正直よくわかりませんでした。
緊急事態、大地震や台風の際、市として、そもそもクラブを開く気なのか?
緊急時、子供の送迎や、支援員さんの出勤時の安全はどうするのか?
など質問しましたが、「昨年の大型台風の際にも、保育を希望する利用者があり、そうしたニーズにこたえるため」との答弁。
こうした答弁を聞いていると、何となく、今回の改正は、緊急時でも児童クラブは開け!と運営法人(市の委託事業)に迫っている感じがしないでもありません。
運営法人は、ただでさえ支援員のなり手が少なく、人材確保に苦労してるのに、大型台風の時でも、一人でも出してクラブを開け!となれば、さらに支援員確保が難しくなる気がしないでもありません!
「もう少し、緊急時の対応について、現場(運営法人や支援員さん)の声を聴いてほしい」との要望を出したうえで賛成としましたが、少し気になる議案でした。
何はともあれ、これで委員会審議が終了し、残すは、決算委員会と最終日の採決ということになり、いよいよ後半戦に突入となりました。
9月議会、緊急入院がありましたが、体調は戻りつつあります。
後半戦も「気合」でがんばります!!