堺市視察の後翌25日、今度は豊中市に「福祉何でも相談窓口について」の調査研究のため訪れました。
(松戸市とほぼ同じ財政規模の豊中市役所)
福祉何でも相談窓口とはですが、簡単に言えば、「福祉サービスや制度に関すること、どこに相談すればよいのかわからないことなど」何でも気軽に相談できる窓口のことです。
この相談窓口を、豊中市では、41ある小学校区にこの窓口を設置しています。
狙いとしては、市役所まで行って相談すべきかどうかわからないことなど、とにかく気軽にどんなことでも相談できる場所を設けることと、その運営をその地域に任せることで、住民同士の助け合いとなり、「地域の絆」を深めることのようです。
まさに「その地域のことは地域で解決」を目指す取り組みであると感じました。
さらに、どうしても解決できないことや、市役所への連携が必要な時などは、福祉協議会から派遣され、しっかりと研修を積んだコミュニティーソーシャルワーカー(CSW)が、こうした場合、アドバイスをしたり、役所への橋渡しを行っているとのことでした。
しかし、残念ながら、実際の相談件数はかなり低めとのことで、費用対効果に疑問の声もあるのが事実と、正直に担当者の方はおっしゃっていました。
とても良い取り組みとは思いますが、豊中市のように小学校区ごと(松戸市の場合は45小学校区)の設置については、費用もかさむことから正直、少し難しいのではないかとは思います。
例えば、市内に15ある地域包括支援センターごとに設置するなど、現実的な案を今後検討すべきではないかと思います。
いずれにしても、市側(行政側)だけで検討するのではなく、しっかりと地域の意見も聞いて進めなければならないとも思いつつ、森友学園土地問題で有名となってしまった豊中市を後にしました。
豊中市になぜシーサーが?
答え:沖縄市と兄弟都市関係だから